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ぜねた
元ゼネコンマン/1級土木施工管理技士
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。
一級土木施工管理技士。
ゼネコン時代は安全を第一に
現場を走り回ってました。
現場で学んだ知識や土木に関する知識を
発信しています。
技術士の資格取得を目指して現在勉強中。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事
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道路の舗装工事について現場経験7年の元ゼネコンマンが徹底解説

記事内には商品のプロモーションを含む場合があります。
世間の声

道路のアスファルト舗装工事ってどうやってやるんですか?

ぜねた

路床(ろしょう)→路盤(ろばん)→基層(きそう)→表層(ひょうそう)と順番に施工します。

世間の声

アスファルトを敷くだけじゃないんですね。

ぜねた

そーなんです。そのため、多くの重機を使いますし日数もかかります。

  • 道路の舗装工事の手順が知りたい
  • 道路の工事ってなんでそんなに時間がかかるのか知りたい
  • 道路の舗装工事に使う材料が知りたい

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

道路の舗装工事の手順

道路の役割と構造

道路の舗装工事で使う材料

この記事では、道路の舗装工事の手順と舗装の役割を解説します。

これを読み終えれば、道路の舗装工事の手順や道路の工事に時間がかかる理由と、道路の役割や目的がわかります。

執筆者

つちとき管理人 元準大手ゼネコン勤務の土木技術者 1級土木施工管理技士
ぜねた(@GenetaCivil)

1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが道路のアスファルト舗装工事について解説します。

道路の工事だけでなく、道路の詳しい構造や役割にについてしりたい方は、コチラで詳しく解説しています。

目次

道路の舗装工事の手順とは?

道路の舗装工事の手順とは?
世間の声

道路って一口に言ってもどんな手順で工事をしてるの?

ぜねた

簡単に言うと、路床工事→路盤工事→基層工事→表層工事の順番です。

世間の声

アスファルトを敷くだけではないんですね。

ぜねた

長く使えるような高品質の道路にするためちゃんと手間がかかってます。

道路は人や車を安全かつ快適に通行させる通行機能や、上下水道やガスの管などを地下に埋設し収納する収納機能や、市街区において街並みを形成するなど、さまざまな機能と役割を持っています。

道路の舗装の機能を満たすために、交通荷重や外部環境からの影響に対する耐久性が必要になります。


道路は普段私たちが目にするアスファルトだけでなく、その下には何層かの構造になってます。

ぜねた

何層にも重ねて構築されることで、初めて表面のアスファルトやコンクリートが出来ています。

では、道路にある舗装って”どのような機械”で”どのような材料”で”どうやって造られている”のでしょうか。

舗装が実際にどのように造られているのか順番に詳しく解説していきます。

道路の舗装工事の手順①調査設計

道路の舗装工事の手順①調査設計

道路を造る前にはその場所に見合った構造の道路の設計が必要となります。

道路の舗装の設計は、地盤の支持力や交通量、気象条件などを考慮し、安全で走りやすい舗装が長く続くように舗装の構造(材料や厚み)を決めます。

道路の舗装工事の手順②測量

道路の舗装工事の手順②測量

工事を請負う受注者は工事を始める前に設計図や現況がどうなっているのか測量します。

また、これから工事で必要な目印をつけるマーキングも行います。

道路の舗装工事の手順③路床工事

道路の舗装工事の手順③路床工事

道路づくりで大切なのは路床の工事であり、路床は主に厚さが1mの土でできています。

ブルドーザーやバックホウ、モーターグレーダーを使って敷き均し、ローラーでしっかりと踏み固めます。

グレーダーによる敷均し
ローラーによる締め固め

路床が道路にかかる荷重を支持する役目を担っているので、この作業の手を抜くと後で道路が沈下してアスファルトが凸凹になってしまいます。

ぜねた

舗装にひび割れが入る原因のほとんどは路床です。

道路の舗装工事の手順④路盤工事

道路の舗装工事の手順④路盤工事

路盤工は、下層路盤と上層路盤の施工に分かれます。

路床の上に砕石等をブルドーザーやバックホウ、モーターグレーダーで敷き均してローラーで締め固めていきます。

道路の舗装工事の手順⑤基層工事

道路の舗装工事の手順⑤基層工事

路盤の不陸整正(凸凹を均す)と表層から伝わる荷重を均一に路盤に伝えることを目的として、路盤の上に行う工事です。

加熱したアスファルト混合物をアスファルトフィニッシャーで路盤の上に敷き均しローラーで転圧します。

アスファルトの敷き均し
ローラーによる締め固め

道路の舗装工事の手順⑥表層工事

道路の舗装工事の手順⑥表層工事

基層工事と同じ施工方法ですが、材料や目的が異なります。

交通荷重を分散して下部に伝える役割のほか、摩耗に強く、平坦で滑りにくいことが求められます。

材料は基層工事で使用した粒度の粗いアスファルト混合物ではなく、密度の高いアスファルト混合物を使用します。

道路とは!?舗装の役割と工事の必要性を解説

道路とは!?舗装の役割と工事の必要を解説
世間の声

道路って当たり前にあるからあんまり考えたことないです。

ぜねた

家から出るとすぐそこに当たり前にあるのが道路ですよね?

道路は私たちの日々の生活を営む上で大切なインフラのひとつです。

当たり前のようにある社会資本で、道路について普段はあまり考えることはないと思います。

道路の役割と機能

道路は人の移動や物質の輸送に不可欠な基本的な社会資本であり、社会・経済の発展や国民生活の向上に大きな役割を果たしている。

『道路構造令の解説と運用』

道路は、上述した役割と機能に加えて、さらに社会資本として以下の役割を担っています。

  • 社会・経済の発展、国民生活の向上
  • 公共空間としての役割
  • 上下水道等の公共公益施設を収容

道路は地下にさまざまなインフラを収納したりと色々な役割を持った社会資本なんです。

道路の舗装工事で使う材料

道路の舗装工事で使う材料

道路の構造上使用する材料は上から

  1. アスファルト(表層、基層)
  2. 砕石(路盤)
  3. 土(路床)

を使用するのが一般的です。

道路の舗装工事で使う機械

道路の舗装工事で使う機械
使用目的機械名称
掘削・積込みバックホウ、ホイールローダ
整形モーターグレーダ、ブルドーザ
敷均しモーターグレーダ、ブルドーザ、アスファルトフィニッシャ
締固めロードローラ、タイヤローラ、振動ローラ
モーターグレーダ
アスファルトフィニッシャ
タンデムローラ、マカダムローラ
タイヤローラー

道路の舗装の構造について

道路の舗装の構造について

ここでは、日本で一般的なアスファルト舗装について解説します。

道路は一般的に舗装、路床、路体から構成されます。

舗装は、表層、基層および路盤から構成され路床の上に構築される部分のことを言います。

ぜねた

舗装の下には路床と路体が構築されます。

道路の詳しい構造や役割について知りたい方は、道路とは!?【身近にあるインフラ】道路に関する基礎知識を元ゼネコンマンが徹底解説!をお読み下さい。

道路の舗装工事について【まとめ】

道路の舗装工事の手順と舗装の役割を解説しました。

道路はなくてはならない社会資本です。

道路の舗装工事

道路の舗装工事の順番は、路床→路盤→基層→表層

道路は色々な役割を持った社会資本

道路の材料は、アスファルト、砕石、土

以上、道路の舗装工事について解説しました。

ぜねた
管理人
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。一級土木施工管理技士
ゼネコン時代は安全を第一に現場を走り回ってました。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事

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