\ 公式LINE登録は完全無料 /
今すぐお友達になる公式LINE限定で、土木施工管理技士試験対策のプレミアム記事を公開中
地切って何ですか?
クレーンの巻上操作で、つり荷を地面から離すことです。
あまり聞いたことがなかったです。
安全なクレーン作業のために、地切り後に一旦つり荷を停止させましょう。
こんな疑問を解決します。
地切りについて
安全な玉掛け作業の手順について
玉掛け作業には必要な資格
この記事では地切りについて理解できます。
これを読み終えれば、クレーン作業では必ず発生する地切りと安全な玉掛け作業について理解できます。
執筆者
1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンがクレーン作業で必ず発生する地切りについて解説します。
また、建設業界のおかしいところについては[『建設業界のココがおかしい!?』元ゼネコンマンが伝えたい5つのこと]で詳しく解説しています。
地切りって初めて聞きました。
安全に関する知識なので最優先で覚えましょう。
クレーンの巻上操作によって、つり荷を地面から離すことを"地切り"といいます。
”地切り”は『じぎり』と読みます。
安全な玉掛け作業には地切り後に巻上げを一旦停止し、つり荷や玉掛けの状態を確認する必要があります。
玉掛け作業の中の地切り前後に行うべきことを詳しく解説します。
玉掛けをして吊り荷が浮き上がる直前のワイヤーを張った状態で一度楊重作業を停止し、玉掛けの状態が正常であることを確認します。
吊り荷を地切りする前には、吊り荷の荷ブレや荷物の落下に備えて退避できるように周囲の状況を確認しましょう。
地切りの際に荷がフレてしまい、吊り荷がぶつかって怪我をしてしまう危険があるので注意しましょう。
吊り荷物をクレーンで巻上げ地切りをしたら一旦停止し、吊り荷の安定と玉掛け状態を確認します。
30cm程度浮かせた状態で、約3秒間停止
吊り荷を揚重しても問題ないか確認します
反対に、地切りを行い吊り荷を少し浮かせた状態(30センチ程度)で、玉掛けに異常があれば一度吊り荷を下げて今一度玉掛けをおこないます。
玉掛け作業の注意点
吊り荷を移動する際には、吊り荷の下には絶対に入らないようにしましょう。
吊り荷は落下する危険があります。
吊り荷の下に入りそうな人に声をかけて、人払いを徹底しましょう。
吊り荷の下には絶対に入らない
玉掛けの注意点ってなにがありますか?
地切りの際に荷が振れやすいので注意が必要です。
重量物を取り扱う工事現場ではクレーン作業は日常茶飯事です。
しかし、当たり前にやっている作業の中にも危険は潜んでいます。
安全な作業を行うために、玉掛けの基礎知識は絶対に必要な情報なのでここで一度確認しましょう。
玉掛けの資格としてクレーンの制限荷重が1t以上の場合には技能講習を受講する必要があります。
玉掛作業を行うためには特別教育と技能講習の2種類あります。
クレーンの制限荷重によって必要な条件が異なります。
玉掛け特別教育:つり上げ荷重1t未満のクレーンなどの玉掛作業
1t以上は、技能講習が必要です。
工事現場では、基本的に現場で使うようなクレーンは1t以上ですので、玉掛けの特別教育を持っている人はあまり見たことありません。
必ず有資格者が作業をするようにしましょう。
『333運動とは』玉掛作業の際に行う安全活動のことで、全国的に行われている活動です。
この工程をおこなうことで、地切りの際の吊り荷の荷ブレによる接触や吊り荷の落下を防ぐことができます。
✅安全な玉掛け作業を行うための333運動については以下の記事でさらに詳しく解説してます
安全に作業を行うためには必須の工程です。
3分程度でサクッと読め内容なので、「吊り荷が落下して大事故」なんてことが起きる前に確認しておくことをおすすめします。
関連記事 333運動!工事現場で取組む安全活動について元ゼネコンマンが解説
地切りと玉掛作業について解説しました。
日常的に行われるクレーンによる楊重作業や玉掛け作業ですが危険がたくさん潜んでいます。
事故がおきないように安全に留意して作業しましょう。
地切りはクレーンの巻上操作によって、つり荷を地面から離すこと。
安全な玉掛けの方法として333運動が全国的に普及しています。
クレーンの制限荷重が1t以上は玉掛けの技能講習が必要。
以上、クレーン作業で必ず発生する地切りについて解説しました。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!
『つちとき』にコメントする