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1級土木施工管理技士の第二次検定まで
1級土木施工管理技士の
第二次検定まで
なんで同じ場所で何回も工事をやっているの?
道路で工事をやっていて渋滞して迷惑・・・
ご不便をおかけして申し訳ございません。
こんな悩みを解決します。
道路の工事の種類について
道路の構造について
道路の構造を決める要因について
この記事では、道路の工事の種類や舗装の構造について解説します。
読み終えれば、同じ場所で何回も工事を行う理由や工事の種類などが理解できます。
執筆者
1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが、道路工事の種類や道路の工事をやる理由について解説します。
なお、道路の工事で苦情を言いたい場合はコチラの記事で詳しく解説しています。
ちょっと前にも工事をやってたいたのになんでまた工事をやるの?
それぞれ工事の目的とが異なるので、何回も工事をしてるように感じてしまうんです。
道路の舗装を一度めくるとアスファルトの舗装がツギハギになってしまいます。
そのため道路のアスファルト舗装を補修する工事は一番最後に行います。
道路のアスファルト舗装を直す工事を行う前に、道路の下に埋まっている水道やガスなどのライフラインの工事を行います。
そーいう理由から、数年に渡って何回も工事を行っている状態が発生してしまうんです。
道路工事と一口に言ってもいくつか種類があります。
道路補修、修繕工事は道路の舗装を直す工事です。
道路の管理者が工事を発注して、道路の傷んだ舗装を直すことを目的としています。
一般的な道路の補修工事のことです。
占用工事は、上下水道、鉄道、電気、電話、ガスなどの施設を設置するために、各企業者が行う工事のことです。
承認工事(自費工事)は、道路管理者の承認を得て自費でする工事のことです。
私道の舗装や家を新築するのにあたって沿道のL型側溝を切り下げなどがこれに当たります。
道路の舗装を直すためには大きく分けて2種類の方法があります。
舗装の打ち換えは舗装をバックホウでめくって、舗装を再度施工する方法です。
舗装の切削は切削機という機械を用いて舗装を削る方法です。
切削工事についての動画がありましたのでご紹介させていただきます。
どちらの方法を選択するかは舗装の構造や工事の延長などで経済比較を行い決定します。
一般的な舗装の構造は下の図のようになっています。
道路の舗装は上から、表層(ひょうそう)、基層(きそう)、路盤(ろばん)で構成されていて、その下に路床(ろしょう)、路体(ろたい)という構造になっています。
私たちが普段見ている道路のアスファルトの部分は表層に当たり、その下にも舗装があります。
アスファルト舗装にひび割れが入っているので、表層だけ直せばいいというわけではないんです。
道路の舗装を傷んだ舗装を直す際には、舗装がどこまで傷んでいてどこまで直すかを調査して設計します。
舗装の構造は代表的には以下の3つの要因により決定されます。
交通量と路床の支持力に応じて舗装厚を決めます。
次にそれぞれの表層と基層および路盤の厚さの配分を決めます。
ちなみにアスファルト舗装の設計耐用年数は10年です。
セメントコンクリート舗装の設計耐用年数は20年です。
道路に分類ってあるのですか?
分類の仕方によりますが、道路法では大きく分けて4つに分けられます。
一般に「道路」と言われているものは、一般公衆の通行の用に供される施設です。
道路法に基づく道路のほかに、私道、林道、農道あるいは道路運送法に基づいて運営されている一般自動車道なども含まれます。
日本の基本的な道路網を形成しているのは、道路法に基づく道路で大きく分けて4種類あります。
一般国道は、高速自動車国道と併せて全国的な幹線道路網を構成し、政令でその路線を指定したものです。
都道府県道は、地方的な幹線道路網を構成し、都道府県知事が当認定したものです。
市町村道は、市町村内の道路で、市町村長か認定したものです。
道路法で定めた道路には、それぞれ道路管理者がいます。
道路管理者
道路法第3章第1節に規定された道路を管理する主体のことです。
道路に陥没などの異常が発生した場合は、この道路管理者に連絡しましょう。
道路管理者がわからない場合は市町村に連絡すると取り次いでくれることが多いです。
道路については、道路とは!?【身近にあるインフラ】道路に関する基礎知識を元ゼネコンマンが徹底解説!で詳しく解説しています。
なんで夜中に工事をしてるの?
昼間の工事でも夜勤明けで寝ててうるさくて眠れない
大変申し訳ございません。
道路の工事に限らず工事ってうるさいですよね。
工事で発生する音は多数存在しますが、重機により発生する音がほとんどです。
そのため、工事では音の発生の低減を目的に国土交通省が定めた低騒音型の重機を使用していることがほとんどです。
道路の工事がうるさい理由については、詳しくは道路の工事がうるさい!苦情はどこに言うべき?元ゼネコンマンが徹底解説で解説しています。
道路の工事は色々な種類があります。
道路の舗装の下にはいろいろなライフラインが埋設されているため、同じ場所で何度も工事がしているように見えます。
道路工事は大きく分けて、道路補修工事、占有工事、承認工事の3つ
舗装の構造は、交通量、交通荷重、路床の支持力で決まる
道路の舗装は上から、表層(ひょうそう)、基層(きそう)、路盤(ろばん)の3層構造
以上、道路の工事について解説しました。
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