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現場監督って椅子に座って偉そうにしてるイメージがあります。
そんなことはなくて、現場の一切の責任を負う責任者です。
実際にどんなことをするのですか?
円滑に作業が進むように現場の安全や、品質、工程等を管理しています。
こんな疑問を解決します。
現場監督について
現場監督の業務内容について
忙しい現場監督が効率的に働く方法
この記事では現場監督の仕事について解説します。
これを読み終えれば、現場監督が現場でどんなことを考えて、どのように仕事をすすめているのか理解できます。
執筆者
『つちとき』管理人|元準大手ゼネコン勤務|土木の現場監督7年|1級土木施工管理技士|書籍『仕組み図解 土木工事が一番わかる』著者
『つちとき』管理人|元準大手ゼネコン勤務|土木の現場監督7年|1級土木施工管理技士|【経験工種類】道路土工事、トンネル、PC上工、橋梁下部工|書籍『仕組み図解 土木工事が一番わかる』出版
現場経験7年の元ゼネコンマンが土木の工事における現場監督の仕事について解説します。
なお、YouTubeでも土木工学や土木施工管理技士に関する情報を発信しています。
YouTube
現場で11年間働いて身につけた最新のノウハウを動画で公開中
なお、現場監督におすすめのカメラについて[【現場監督必見】おすすめカメラ【OLIMPUS TG-6 工一郎】]で詳しく解説しています。
現場監督ってどんなことをしてるんですか?
現場監督の仕事は施工の管理をするのが仕事です。
現場監督は工事現場で発生する一切の責任を担う仕事です。
工事の進捗を予定通り進め、品質や安全を確保し、図面通りの工事目的物を作成するように仕事を進めます。
さらに、民間企業である限り利益を出すことは必須です。
そのため、工事費用が予算内に収まるように、工事を管理する役割も担っています。
仕事を進めていく上で、現場監督は基本的には一切作業はしません。
施工管理として現場で作業する協力会社に指示を出し円滑に現場の運営を行います。
そのために、必要な管理項目は大きく5つに分類されます。
最初からすべての管理をするのは難しいと思います・・・
まずは安全管理です。
次に品質と出来形の管理が若手の仕事となります。
現場監督の仕事は先ほども述べましたが、自分で作業をするわけではなく、「施工管理」を行うことが基本的な仕事です。
「施工管理の5大管理」と言われていて、安全管理、品質管理、出来形管理、工程管理、原価管理に分類されます。
管理項目 | 主な管理の目的 |
---|---|
安全管理 | 工事現場内で関係法令を遵守して安全に工事をすすめること |
品質管理 | 所定の品質を満たした工事目的物を造ること |
出来形管理 | 契約図書に定められた形状で工事目的物を造ること |
工程管理 | 所定の期間内に工事目的物を引き渡すこと |
原価管理 | 所定の費用で工事を完了すること |
具体的に解説していきます。
施工管理の一番大切な仕事は、現場内の安全管理です。
安全第一・品質第二・生産第三
アメリカのUSスティール社の有名なスローガンです。
現代社会では広く知れ渡っていますが、まずは安全が最優先なのです。
工事現場の横断幕でも掲げられていますよね?
安全管理とは、現場内で事故なく安全に作業を行うことができるように環境を整えることです。
もちろん従業員だけでなく、第3者へ危害を及ぼすことがないように配慮することも現場監督の責任です。
KYK活動、5Sの徹底、安全巡視、安全教育の実施、安全施設の整備等やることは多いですが、事故を起こさないようにするためにはすべて必要不可欠なことです。
まずは関係法令を学びましょう。
また、安全に関する法令は多岐にわたるためしっかり勉強して、現場の安全を管理しましょう。
品質管理とは、「仕様書」に定められた所定の品質を確保するように管理することです。
それぞれの発注者ごとに定める仕様書や施工管理基準を満足するような構造物を造れるようにいろいろな試験や検査を行います。
工事目的物の品質を確認するうえで写真を撮って後で見えなくなる部分を確認できるようにすることも管理を行う上で大切な作業です。
施工の写真を撮ることも品質管理の一環です。
出来形管理とは、契約図書に定められた図面に従って、工事目的物の形状や寸法を管理することをいいます。
さらに測定した結果と設計図書の数値を比較し、出来形管理図や管理図表、ばらつきを表すヒストグラムを作成します。
品質管理同様に後で見えなくなってしまう部分(不可視)を写真に撮ることで、出来形をあとで確認できるようにしなければなりません。
品質管理同様に写真を撮ることも大切な作業です。
工程管理とは、契約で定められた工期を守るために、全体の工期と各工事のスケジュールを管理することを言います。
工程管理表は全体工程表のほか、月間工程表、週間工程表などを作成し、全体の工程と進捗を比較し管理を行います。
自分で工程が引けるようになると仕事が面白くなりますよ。
原価管理とは、受注後に施工計画書をもとに作成した実行予算と、工事で発生する費用を管理します。
予算との差異を考えながら工程を考慮して、計画の見直しや業者の変更や追加などを行い、利益を確保できるように管理します。
最初は、請求書のチェックの際に資材の値段や会社ごとの値段を違いを理解しましょう。
現場でも工学的な知見とお金が判断の材料になるので、必要な知識です。
最終的には自分で実行予算が組めるようになることが目標です。
管理も大切なことはわかるんですがとにかく忙しいです。
優先順位をつけてうまく仕事をこなしていきましょう。
現場監督は受け持つ範囲も広いですし、やることも多いです。
仕事に対して優先順位をつけて準備をしっかりして、効率的に働きましょう。
現場監督が忙しい理由は、【ゼネコンで働く】ゼネコンって激務なの!?実情を元ゼネコンマンが徹底解説で詳しく解説しています。
忙しい現場で効率的に働くために、道具をうまく使いましょう。
今は多くの時短ツールもありますし、現場で使うのに便利なものが世の中にはたくさん溢れています。
現場で使用しているものが壊れて、道具を取りに戻るのが一番時間がもったいないので、道具にも興味を持つことが成長や時短につながります。
また、現場監督の仕事については、現場監督の持ち物7選!現場で役立つ便利グッズを現場経験7年の元ゼネコンマンが徹底解説!で詳しく解説しています。
現場監督の仕事について解説しました。
最初は意識できないかもしれませんが、今自分のしている仕事がなんの管理に当たるのか考えながら仕事をすると成長するスピードが大幅にアップします。
現場内の施工を管理する仕事である
施工の項目は、「安全管理・品質管理・出来形管理・工程管理・原価管理」
忙しい中で効率的に働くために優先順位とツールをうまく使おう
以上、現場監督の仕事について解説しました。
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