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ぜねた
元ゼネコンマン/1級土木施工管理技士
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。
一級土木施工管理技士。
ゼネコン時代は安全を第一に
現場を走り回ってました。
現場で学んだ知識や土木に関する知識を
発信しています。
技術士の資格取得を目指して現在勉強中。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事
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ラウンドアバウト(環状交差点)にルールってあるの!?通行時の決まりや、罰則について徹底解説

記事内には商品のプロモーションを含む場合があります。
世間の声

ラウンドアバウトって最近よく聞くけど通行ルールってあるんですか!?

ぜねた

大きく3点あります。右回り、環道の車両が優先、環道から出るときに合図が必要。

世間の声

なんか難しそうで通るのが不安です・・・

ぜねた

それほど難しいルールはありません。ルールを守って安全に通行しましょう。

  • ラウンドアバウトの通行ルールは?
  • ラウンドアバウトの罰則ってあるの!?
  • ラウンドアバウトの標識ってあるの?

こんな疑問を解決します。

本記事の内容

ラウンドアバウト(環状交差点)の通行ルール

ラウンドアバウト(環状交差点)について

ラウンドアバウト(環状交差点)の関係法令について

この記事では、ラウンドアバウトを通行する際のルールについて最新の情報を交えて解説します。

これを読み終えれば、ラウンドアバウトを通行する際のルールと罰則が理解できます。

執筆者

「つちとき」管理人 元準大手ゼネコン7年勤務 『しくみ図解 土木工事が一番わかる』著者
ぜねた(@GenetaCivil)

1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンがラウンドアバウトを通行する際の通行ルールについて詳しく解説します。

なお、近年盛り上がりを見せる『道の駅』について、コチラで詳しく解説しています。

目次

ランドアバウト(環交差点)のルールは!?

ランドアバウト(環交差点)のルールは!?
世間の声

最近よく聞くラウンドアバウトって通行のルールはありますよね?

ぜねた

基本的には右回りで環道を通る車が優先です。

2014年に施行された道路交通法でルールが定められ運用されています。

簡単にまとめると、

  • 環状道路は右回り
  • 環状道路の通行が優先
  • 環状道路へはウインカーを出し左折で進入して合図は不要
  • 環道から出る場合に合図が必要

となっています。

ラウンドアバウトの走行ルールについて詳しく解説していきます。

ラウンドアバウト(環状交差点)通行ルール

ラウンドアバウトに進入する際には、左にウインカー(方向指示器)を出して交差点に入ります。
※進入時の一時停止は不要

優先は環状交差点内の車であり、信号機がないため落ち着いて交差点に入りましょう。

環状交差点内は時計回りの一方通行のため、右から来る車に注意

そのため、左側から自動車など車両がくることはありません。

交差点内に進入した後は、流れに従い交差点の形状に沿って走行します。

自分が曲がりたい場所になったときに、左側に曲がり交差点から出ます。

ちなみに、環状交差点ですは直進して通過することが出来ないので、まっすぐ進みたい場合でも交差点に進入する必要があります。

交差点内を走行できる車に限りがあるため、通行量が多いと渋滞の原因になってしまいます

ラウンドアバウト(環状交差点)はどんな場所?標識を確認

環状交差点に指定された交差点には、新たな道路標識が設置されました。

環状交差点の道路標識

この標識があることで、近くにラウンドアバウト(環状交差点)があることがわかります。

円形交差点を通行する際は、しっかりと標識を確認しましょう。

このような標識がある場所が道路交通法で定めた”環状交差点”なので要確認です。

ラウンドアバウト(環状交差点)の通行ルールを違反した場合の罰則

環状交差点における他の車両等との関係等

道路交通法第37条の2で車両の優先関係を定めています。

  • 環状交差点内を通行する車両等の通行妨害をしてはならない。
  • 環状交差点に入ろうとする場合は、徐行をしなければならない。
  • 環状交差点の直近で道路を横断しようとする歩行者に注意し、できる限り安全な速度と方法で、進行しなければならない。
ぜねた

基本的には環道を通る車が優先です。

上述した内容を守らない場合は、道路交通法第119条第1項第2号の2により、

  • 三月以下の懲役又は五万円以下の罰金
  • 基礎点数2点、反則金7000円

が科せられることになります。

基本的には逆走しなければ大きな事故にはつながりません。

難しい内容ではないので安全運転に努めましょう。

ちなみに、ラウンドアバウトの事故の状況については[ラウンドアバウト(環状交差点)で事故が減る3つの理由]で詳しく解説しています。

ラウンドアバウトの事故の状況について解説

ラウンドアバウトを導入することで事故が減る3つの理由を解説してます。アメリカではなんと76%も事故が減ったという研究もあるみたいです。

関連記事 ラウンドアバウト(環状交差点)で事故が減る3つの理由

通行ルール!?そもそもラウンドアバウト(環状交差点)って何!?

通行ルール!?そもそもラウンドアバウトって何!?
世間の声

昔から円形の道路はありましたよね?

ぜねた

2014年の9月に正式にラウンドアバウト(環状交差点)が法律で定められました。

ヨーロッパを発祥とする交差点形式のひとつで、日本でも昔からロータリー交差点や円形交差点として以前からありました。

日本では”環状交差点”という名称で、2014年9月に施行された道路交通法の改正により法律が整備されました。

ラウンドアバウト(環状交差点)の特徴

交差点への進入時に一時停止の必要がない

交通を制御する信号がない

以前からあった、一時停止や信号があるものをロータリー交差点としてラウンドアバウト(環状交差点)とは法律上、分けています。

ラウンドアバウト(環状交差点)に関する用語

ラウンドアバウトについては、国土交通省が平成26年に通知を出していて、そのなかで用語を定義しています。

代表的な定義は以下の通りです。

環道:専ら車両の通行の用に供する部分のうち、環状を形成している部分をいう。

中央島:環道における車両の安全かつ円滑な通行を確保するために、ラウンドアバウトの中央部に設ける島状の施設をいう。

流出入部:単路部と環道を接続する部分。

と、いうようにラウンドアバウト特有の用語に対して、解説がなされています。

なお、ラウンドアバウトについて詳しくは、ラウンドアバウト(環状交差点)について1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが徹底解説!?で解説しています。

ラウンドアバウト(環状交差点)も道路の一部!ルールを守って通行しましょう。

ラウンドアバウトも道路の一部!ルールを守って通行しましょう。
世間の声

ラウンドアバウトって特殊ですよね・・・

ぜねた

日本では導入はされてますが、まだまだ数はそれほど多くはないです。

イギリスなど海外では古くから導入されているラウンドアバウトですが、日本ではまだまだ珍しく導入された交差点は多くありません。

ちなみにラウンドアバウト(環状交差点)は道路であるため、道路の関係法令が適用されます。

道路交通法に従わないと、道路交通法の罰則の対象となります。

道路について詳しくは、道路とは!?【身近にあるインフラ】道路に関する基礎知識を元ゼネコンマンが徹底解説!で解説しています。

ラウンドアバウト(環状交差点)のルール【まとめ】

ラウンドアバウト(環状交差点)を通行する際のルールについて解説しました。

ルールをしっかり守って事故の内容に運転しましょう

ラウンドアバウトのルール

ラウンドアバウトへの進入時に合図は不要で、環道は時計回り

ラウンドアバウトの環道の通行が優先で、環道から出る際には合図が必要

ラウンドアバウトも道路の一部

以上、ラウンドアバウトの通行ルールについて解説しました。

ぜねた
管理人
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。一級土木施工管理技士
ゼネコン時代は安全を第一に現場を走り回ってました。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事

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