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「じやま」って何ですか?
「じやま(地山)」とは自然の地盤で、硬い地盤の意味で使われます。
なるほど、どのような状況に使うんですか?
現場で掘削した際に”堅固”な地盤であったり、十分な地耐力がある地盤である時に使います
こんな悩みを解説します。
地山についての解説
地山の掘削に必要な資格について
この記事では地山について解説しています。
これを読めば、土木の工事で関係の深い地山について理解できます。
執筆者
元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が土木の工事で密接な関係がある地山や地山の掘削に必要な資格について解説します。
また、土木の工事で使われる丁張については、[土木工事における丁張のかけ方!丁張について元ゼネコンマンが徹底解説【若手技術者向け】]で解説しています。
地山って何ですか?
自然のままの地盤で、盛土に比べて硬い地盤のことです。
地山は”じやま”と読み、天然の土層で人為的な手が加えられていない自然のままの地盤のことです。
人為的に施工した盛土に比べて、十分な地耐力がある地盤として扱います。
地耐力があるかどうかは、もちろんN直によって異なります。
一般的には、地山というと締め固まったかたい地盤をさします。
地山はいまだに人為的に乱されていない地層です、十分な地耐力がある地盤として扱いますが、正確にはN値を測定することが大切です。
N値(エヌチ)
土の強度や締固まり具合を求める基準となる値です。
標準貫入試験により求めるます。
N値が大きいほど、よく締め固まった地盤です。
なお、N値と地耐力は相関関係にあります。
地耐力の単位はkN/㎡で、1㎡当たり何kNまで耐えることができるのか
を示したものです。
おおよその、地耐力=N値×10 kN/㎡と計算できるため、あくまで概算的ではありますが地耐力を測定できます。
ちなみに、標準貫入試験により求められる値をN値。
それ以外の試験により、N値を算出することを換算N値と呼びます。
✅N値についてもっと詳しく知りたい方におすすめです。
N値の求め方や基本、換算N値についても5分くらいでサクッとご説明しています。
関連記事 N値とは? 換算N値の違いや求め方、地耐力との関係を1級土木施工管理技士が解説
地山を掘削するためには丁張が必要です。
切土(きりど)を行い法面(のりめん)をつくる準備として、現場にしっかり丁張をかけましょう。
法丁張のかけ方は、大丈夫ですか?
法面にかける法丁張については、法面には法丁張!丁張りを元ゼネコンマンが解説!で解説しています。
161,054回読まれた記事※なので、法丁張のかけ方について自信がない方はブクマしていつでも読み返せる状態にしておくことをオススメします。※2023年5月19日集計
よし、では明日から地山の掘削作業を開始です。
その前に、地山の掘削に伴う安全に関する関連法は調べましたか?
地山の掘削を行うためには、作業主任者が必要です。
正確には、
掘削面の高さが2メートル以上になる地山の掘削作業を行う時には、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者の専任が必要となります。
それでは詳しく見ていきましょう。
作業主任者は、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習を修了した者から選任されます。
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者の職務
作業を行う際には作業主任者の氏名と職務を掲示する必要があります。
事業者は、作業主任者を選任したときは、当該作業主任者の氏名及びその者に行なわせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示する等により関係労働者に周知させなければならない。
労働安全衛生規則第1編第2章第5節第18条
現場の見やすい場所にキチンと掲示しましょう。
掘削の作業について、車両系建設機械の作業計画書もお忘れなく。
掘削と床掘りはどちらも「土砂などを掘り下げる行為」ですが明確な違いがあります。
違いは大きく2点です。
施工基面より上か下の作業なのか、埋め戻しを伴う作業であるかどうか。
簡単に解説すると、
掘削は「施工基面より上」を掘るで「埋め戻し」を伴いません
床掘りは「施工基面より下」を掘る作業で「埋め戻し」を伴います
となります。
さらに詳しく掘削と床掘りについての詳しい違いについて知りたい方は、床掘りと掘削の違いとは?元ゼネコンマンが徹底解説!についてで解説しています。
5分程度でサクッと読める内容なので、確認してみてください。
地山について簡単に解説しました。
地山を掘削する際には作業主任者が直接指揮をする必要があります。
作業主任者の氏名と職務を現場のわかりやすいところに掲示する必要があるのでお忘れなく。
地山(じやま)とは人為的な手が加えられていない地盤のこと
地山の掘削には作業主任者が必要
以上、土木の工事で必須の地山について解説しました。
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