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土木工学って英語でなんて言うんですか?
土木工学は英語でCivil Engineeringです。
どのような意味なんですか?
Civilは「市民の~」という意味で、Civil Engineeringは英語で「市民のための工学」という意味です。
こんな疑問を解決します。
土木工学を英語で何と言うか
「Civil Engineer」の意味について
土木工学を「Civil Engineer」と呼ぶ理由
この記事では、土木工学の英語表記について解説します。
これを読み終えれば、土木工学が英語で「Civil Engineering」と呼ばれる由来や理由がわかります。
執筆者
土木工学科卒業の1級土木施工管理技士が土木工学を英語で「Civil Engineering」と呼ばれる理由と意味を解説します。
また、土木工学の知識が日常を楽しくする理由を[土木工学の知識が世の中の見え方を変える!]の記事で詳しく解説しています。
土木工学ってなんで「Civil Engineering」ってなんですか?
Civilとは「市民~、公的な~」という意味があります。
Civilとは日本語で、「市民のための~」という意味の言葉です。
私は大学生のころ土木工学科の学生でした。
土木工学は英語で「Civil Engineering」と表記します。
ちなみに、今の日本では土木工学科がある大学は数えるほどしかありません・・・
土木工学を英語で「Civil Engineering」と呼ぶことを知っている人は珍しいと思います。
では、なぜ土木工学が「Civil Engineering」と呼ばれているのか、詳しく見ていきましょう。
なぜ、土木工学って「市民のための工学」って訳されるんですか?
では、逆に土木工学ってどんなイメージがありますか?
あなたは、「土木」と聞いてイメージすのものは何ですか?
ダム?
道路?
上下水道?
橋?
どれも私たちの生活と密接に関わるものですよね?
つまり、土木工学科で扱うものは、どれも私たちの生活を広く支えているものです。
土木構造物はどれも、公共のもので不特定多数の人が使う社会資本になります。
公共性のある構造物をあつかう学問のため、市民のための工学という意味で「Civil Engineering」と呼ばれているんです。
なお、土木構造物については、[【5分でわかる土木構造物】生活に必要なインフラについて元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が解説!]で解説しています。
土木の特徴として、不特定多数の人が使う構造物を対象とした土木構造物をつくります。
そのため土木工学を学んだ土木技術者は、特定の人に対する利益というよりは、社会全体の公共の利益のために仕事をするのです。
これが土木工学の大きな特徴といえます。
日本では、地震や津波、台風など自然の脅威にさらされています。そんな脅威から、私たちの生活を守ってくれるのが土木構造物です。
多くの人が安心で安全に暮らせる街を守って行くために、必要なのが土木工学であり、多くの人の役に立つ学問になります。
土木工学って具体的にどんなことをするんですか?
土木工学の分野は多岐にわたるので詳しく紹介しますね
市民の工学と訳されるほど土木の学問範囲は、 多岐にわたります。実際に、 土木構造物を設計するということを考えてみましょう。
例えば、川に橋を架ける設計をするとします。
・橋脚や橋台を設置する地盤の状態
・川の流れによる発生する力
・橋面に作用する力
・材料の特性
これらを理解することで、安全かつ合理的な構造物を構築することができます。
学問的に分類すると多岐にわたるため、 代表的な部分を紹介しますね。
土質力学は地盤工学の一部として、捉えられていて、土の性質や土に関する力学を扱う学問です。
土の力学的性質や応力や土の強さ、土圧、支持力などの理論と、その応用について扱います。
土質力学を英語で表すと、「soil mechanics」です
主な内容は以下の通りです。
・土の性質
・地盤内の応力特性
・せん断特性
・圧密
・土質試験
これはあくまで一部ですが、 このような内容を取り扱う学間です。
橋などの構造物を構築するための学問です。
構造力学を英語では表すと、「structural mechanics」です
土木構造物が安全であるためには、構造物の外側から働く力に対して、構造物が安全である必要があります。さらにそれに加えて、 設置箇所で安定に保たれていることが条件です。
その計算を行うのが構造力学です。
構造力学では、基本的なつりあいの条件から、断面に発生する応力の計算方法、構造物の変形の計算などを行います。
主な内容は以下の通りです。
構造物の基礎概念
・断面係数
・応力とひずみ
・静定構造物
・不静定構造物
現場では、型枠支保工の計算など、 仮設構造物が外力に対して持つのかどうかを計算します。
基本的にはコンサルから上がってきた資料をみて計算のチェックをするのですが、知識がないと計算があっているのか判断できません
技術者として必須の知識です。
台風、津波、氾濫など、水に伴う災害が多く発生してきました。
これらの自然災害を解決するために水の流れを水の力を理解するのに必要な学問です。
水理学は英語で「hydraulics」です
以下の内容を取り扱います。
・水の特性
・静水の力学
・流れの基本理論
・層流と乱流
・開水路の流れ
現場で働くうえでも、「土木の3力」と呼ばれる力学の知識は必須です。
実際に現場に設置する仮設構造物や、 工事目的物に作用する力を可視化することが土木技術者の大事な仕事になります。
それに加えて、 土木工学は3力だけでなく多岐にわたる学問です。
ここでは、すべてを解説しきれないですが、そのほかにも土木工学に含まれる分野について紹介します。
・材料工学(materials mechanics)
・鉄筋コンクリート工学(reinforced concrete engineering)
・測量学(surveying)
・環境学(environmental studies)
・交通工学(traffic engineering)
・都市計画urban planning)
など、人々の生活に密接にかかわる学問であり、「多くの人の役に立ちたい」なんて方にはおすすめです。
この記事では、土木工学をCivil Engineerと呼ぶ理由について解説しました。
人気はない分野ですが就職率も良いし、多くの人の役に立てる立派な学問だと思います。
土木工学科は英語で「Civil Engineerring」
「Cicil」は「市民のため~」という意味
土木工学は公共性のあるものを幅広い分野を取り扱う学問
以上、土木工学を英語でなんと言うか解説しました。
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