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ぜねた
元ゼネコンマン/1級土木施工管理技士
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。
一級土木施工管理技士。
ゼネコン時代は安全を第一に
現場を走り回ってました。
現場で学んだ知識や土木に関する知識を
発信しています。
技術士の資格取得を目指して現在勉強中。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事
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ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット・デメリット

世間の声

ラウンドアバウトって、信号ないですし危ないですよね?

ぜねた

もちろんデメリットもありますが、それ以上のメリットもありますよ。

世間の声

具体的なメリットは何ですか?

ぜねた

意外と事故も少ないですし、信号がないので停電時も安心なんです。

  • ラウンドアバウトを導入するメリットは?
  • ラウンドアバウトを導入するデメリットは?
  • ラウンドアバウトについて

こんな疑問を解決します。

本記事の内容

ラウンドアバウト(環状交差点)を導入するメリット

ラウンドアバウト(環状交差点)を導入するデメリット

ラウンドアバウト(環状交差点)について

この記事では、ラウンドアバウトのメリット・デメリットについて解説しています。

これを読み終わることで、ラウンドアバウトを導入した場合のメリットとデメリットが理解でき、ラウンドアバウトに対する見識が深まります。

執筆者

つちとき管理人 元準大手ゼネコン勤務の土木技術者 1級土木施工管理技士
ぜねた(@GenetaCivil)

1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンがラウンドアバウト(環状交差点)のメリットとデメリットを解説します。

目次

ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット・デメリット①メリット

世間の声

ラウンドアバウトを導入するメリットは何ですか?

ぜねた

メリットは大きく3つあります。

ラウンドアバウト(環状交差点)を導入するメリットは大きく分けて3つあります。

メリット①出会い頭の事故がなくなる

ラウンドアバウトは進行方向が決まっています。

全ての車が同じ方向に回るため、十字の交差点で、発生するような右折車と衝突事故を防ぐことができます。

メリット②重大事故が起きにくい

ラウンドアバウト(環状交差点)は信号が無いため、ドライバーがドライバーが安全を確認して環道に進入する必要があります。

また環道へ進入するときは、ハンドルを大きく切る必要があるため、必然的にスピードが低下します。

スピードが出ないため、必然的に衝突した際の事故が大きくなりにくいです。

メリット③信号が不要で、停電時も安心

ラウンドアバウト(環状交差点)は信号が無いため、周囲の車の状況に大路手自由に進入できます。

ぜねた

信号の待ち時間がないのは大きなメリットです。

その分、二酸化炭素の排出を抑えることができるので環境負荷の低減に貢献できます。

また、地震などで停電した時のも交通に混乱をきたさずに通行することができます。

ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット・デメリット②デメリット

世間の声

良いところもあれば当然悪いところもありますよね。

ぜねた

悪いところを3つ紹介します。

ラウンドアバウトを導入するデメリットは大きく分けて3つあります。

デメリット①渋滞の原因になる

ラウンドアバウトに進入する際にはハンドルを大きく切る必要があるため、スピードが低下します。

また、信号がないことから、環道の通行が優先になるため、渋滞の原因にあってしまう恐れがあります。

まだまだ日本ではなじみが薄いのでドライバーにとっても尻込みしてしまいますよね。

デメリット②方向に迷う

普通の交差点なら右折すればいいだけですが、ラウンドアバウトの場合は270度回る必要が生じます。

ぜねた

慣れるまでは、曲がるところを間違えてしまいそうですね?

そんな時でも、慌てずにもう一周すれば大丈夫です。

デメリット③スペースが必要

トレーラーが曲がることを考えると、ラウンドアバウトにはそれなりの広さの土地が必要になります。

そのため、日本では導入箇所がまだまだ地方部で都心では導入されていません。

ぜねた

歩行者の通行の確保も問題となります。

横断歩道も、環道を避ける必要があるため、ラウンドアバウトの外側に横断歩道の設置が必要になります。

デメリットの前に、そもそもラウンドアバウト(環状交差点)って何!?

世間の声

昔から駅前にロータリーとかありましたが、それとは何か違うんですか?

ぜねた

2014年の9月に正式にラウンドアバウト(環状交差点)が法律で定められました。

ラウンドアバウト(環状交差点)はヨーロッパを発祥とする交差点形式のひとつです。

日本でも昔からロータリー交差点や円形交差点として以前からありましたが、2014年9月に施行された道路交通法の改正に基づき、”環状交差点”という名称で法律が整備されました。

なお、ラウンドアバウト(環状交差点)の構造や詳しい用語については、ラウンドアバウト(環状交差点)について1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが徹底解説!?で詳しく解説しています。

ラウンドアバウト(環状交差点)の通行ルールは?

ラウンドアバウト(環状交差点)の通行ルールは?

ラウンドアバウトの通行ルールは2014年に施行された道路交通法でルールが定められています。

ラウンドアバウトでは、以下の4点を守りましょう。

  • 環状道路は右回り
  • 環状道路の通行が優先
  • 環状道路へは左折で侵入して合図は不要
  • 環道から出る場合に合図が必要

なお、ラウンドアバウトの運行ルールについて、ラウンドアバウト(環状交差点)のルールってあるの!?で詳しく解説しています。

ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット・デメリット【まとめ】

ラウンドアバウトのメリットとデメリットについて解説しました。

停電時にも交差点として機能するのことから、もちろんデメリットもありますが、私はこれから導入に期待しています。

ラウンドアバウト(環状交差点)のメリット・デメリット

ラウンドアバウトのメリットは事故の頻度も減り、事故が起きても重大化しにくい

信号がないので震災などの災害時でも安心

デメリットは、渋滞の原因になる恐れがあること、曲がる方向に迷う恐れがある、土地が必要の3つ。

以上、ラウンドアバウトのメリットとデメリットについて解説しました。

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