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切土法面と盛土法面に丁張をかける方法がわからないです。
法丁張は最初は難しく感じますが、基本が理解できれば簡単です。
自分で準備や段取りができるようになりたいです。
法丁張に必要なのは”位置と高さと方向”です。
こんな悩みを解決します。
切土法面丁張をかける方法
盛土法面丁張をかける方法
丁張をかけた後の確認方法
この記事では、盛土と切土の両方の場合の法面丁張について解説します。
読み終えれば、盛土にかける法丁張も切土にかける法丁張もどちらもかけることができるようになります。
執筆者
1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが、土木の工事で法面にかける丁張について解説します。
法面の丁張だけでなく土木の工事で使う丁張全般について知りたい方は[土木工事における丁張のかけ方!丁張について元ゼネコンマンが徹底解説【若手技術者向け】]で詳しく解説しています。
また、丁張で使う道具については、[丁張の道具7選]で詳しく解説しています。
先輩から「切土をするから法面の丁張をかける」と言われました。
事前の準備をしっかりして手際良くかけましょう。
切土を行うために丁張は必須です。
切土の法面をつくる際には"法肩の位置と高さ"が必要ですが、もっと大切なのは"法尻の位置と高さ"です。
法尻の"位置"と"高さ"を確保するために丁張をかけます。
まず工事目的物があって、その工事目的物を造るために周りの地盤が高いから切土を行うのです。
そしてその工事目的物を造るためには、「法尻で所定の"位置"と"高さ"を確保する」必要があります。
大切なのは"法尻の位置と高さ"
法丁張をかけるにあたって事前の準備が大切です。
丁張をかける”向き”も必要になるので”向き”を示す位置も一緒に出しておきましょう。
水平貫の高さは300~500の間が一般的です。
法丁張に必要な情報を記入します。
また、地山については[地山とは?元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が徹底解説]で詳しく解説しています。
盛土の丁張が切土より難しくてイマイチわからないです。
盛土も考え方は切土の丁張と同じで大切なのは『法肩の”位置”と”高さ”』です。
切土では、法尻だったので同じような感じですね。
おっしゃる通りです。難しく考える必要はないんです。
切土の法面をつくる際には"法尻の位置と高さ"が必要ですが、もっと大切なのは"法肩の位置と高さ"です。
法尻の"位置"と"高さ"を確保するために丁張をかけます。
まず工事目的物があって、その工事目的物を造るために周りの地盤が低いから盛土を行うのです。
そしてその工事目的物を造るためには、「法肩で所定の"位置"と"高さ"を確保する」必要があります。
大切なのは"法肩の位置と高さ"
横貫は長めに法肩方向に出しておきましょう
しるしを出した後に余分にはみ出た水平貫を切りましょう。
盛土については、[盛土とは!?元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が解説]で詳しく解説しています。
また、盛土の施工手順については[盛土の施工手順!現場経験7年の元ゼネコンマンが徹底解説]で詳しく解説しています。
切土も盛土も丁張をかける方法はわかりました。
他に法面に丁張をかける際に大切なことがいくつかあるの解説します。
私が現場で法面丁張をかけて気が付いた注意点を解説します。
丁張かけたから、片付けして帰ろう!
待って待って!"自分の目"で通して確認しましたか?
丁張をかけたら必ず”自分の目"で確認しましょう。
3本丁張をかけると一定勾配であれば丁張を通して見ることができます。
近い距離でも3本丁張をかけるように準備することがおすすめです。
間違えた丁張をかけても施工する前に気がつくことが大切ですよ。
自分がかけた丁張は、まず”間違ってる”位の意識が必要です
人間って簡単に間違えてしまうんです。
間違えた丁張をかけてしまうと手戻りが発生してしいます。
また職人さんや協力会社や上司からも信用がなくなっていきます。
なお、法面の勾配については、[法面の安定勾配とは!?5秒で解決!]で詳しく解説しています。
丁張をかけたら必ず自分の目で確認しよう
法面が折れてる箇所があるので折れ点に丁張をかけます。
法面が折れてる場合、折れ点に丁張をかけると勾配が異なるので注意!
上の画像のように丁張をかけたくなりますが、この丁張は間違ってます。
折れ点では、法面の勾配が異なるので丁張を通すことができません。
丁張を通して目で確認することができません。
法面が折れてる場合は、この画像のように折れ点の前後で法丁張をかけます。
左と右の法面で追加で一つずつ法丁張をかければ、通してみることができるので確認ができます。
丁張はあくまで工事目的物を造るための手段です。
切土では法尻で所定の幅員を確保するために切土を行います。
切土の法面をつくる際には"法肩の位置と高さ"が必要ですが、もっと大切なのは"法尻の位置と高さ"です。
法尻の"位置"と"高さ"を確保するために丁張をかけます。
盛土では法肩になりますが考え方は同様です
盛土や切土の土量計算で使う土量の変化率については、[土量の変化率とは?元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が徹底解説]で詳しく解説しています。
法面の丁張をかける方法を簡単に解説しました。
丁張をかけた後は必ず目で通して確認することで失敗を事前に防ぐことができます。
法面丁張をかけるには事前の準備が大切
法面丁張をかける方法は3つのステップで簡単にかけられる
法面丁張をかける目的をよく考えよう
以上、盛土と切土の法面丁張のかける方法について解説しました。
施工管理技士の受験を考えている方は、「独学サポート事務局って口コミや評判良くて、実績もすごいけどどうなの?実際に利用した結果 【論文の代行は効果アリ】」を参考にしてみてください。
施工管理技士の資格は国家資格なので、 1人前の技術者の証になります。
私の同僚はこのサービスを利用して、 1度落ちた実地試験を翌年合格しました。
独学で勉強している人にはオススメのサービスです。
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『つちとき』にコメントする
コメント一覧 (2件)
法丁張(盛土)STEP3の計算式ですが、500×1.5ではないのでしょうか?
ご指摘の通りでお恥ずかしい限りです。
訂正いたします。
ご指摘いただきましてありがとうございます。