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ぜねた
元ゼネコンマン/1級土木施工管理技士
元準大手ゼネコン勤務の土木技術者。
一級土木施工管理技士。
ゼネコン時代は安全を第一に
現場を走り回ってました。
現場で学んだ知識や土木に関する知識を
発信しています。
技術士の資格取得を目指して現在勉強中。
【携わった工種】
道路土工、トンネル、PC上部工、橋梁下部工事
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法面の安定勾配とは!?5秒で解決!

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土砂の掘削の場合の法面の安定勾配は!?

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切土で土砂の場合は1:1.2が基本です。

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なるほど。では盛土の場合は!?

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盛土の場合は1:1.5〜1.8が基本です。

  • 切土の場合の法面の安定勾配が知りたい
  • 盛土の場合の法面の安定勾配が知りたい
  • 何の書籍に法面の安定勾配が載ってるか知りたい

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

切土法面の安定勾配

盛土法面の安定勾配

土工事について

この記事では、法面の安定勾配と土工事について解説しています。

これを読み終えれば法面の安定勾配がわかります。

執筆者

つちとき管理人 元準大手ゼネコン勤務の土木技術者 1級土木施工管理技士
ぜねた(@GenetaCivil)

1級土木施工管理技士の元ゼネコンマンが法面の安定勾配と、土工事の基本的な部分について解説します。

また、法面の安定勾配だけでなく、土木工事に関する丁張について知りたい方は土木工事における丁張のかけ方!丁張について元ゼネコンマンが徹底解説【若手技術者向け】]で詳しく解説しています。

目次

切土法面の安定勾配とは!?

切土法面の安定勾配とは!?
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切土法面ってどれくらいが安定勾配なんですか?

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土砂の場合は1:1.2(イチワリニブ)が一般的です。

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硬岩の場合は?

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硬岩の場合は1:0.3〜0.8(サンブ~ハチブ)です。

切土法面の安定勾配は、切土の高さと地山の土質によって異なります。

『切土工・斜面安定工指針』に標準的な法面の安定勾配に関する記述があります。

切土法面の安定勾配①『切土工・斜面安定工指針』

地山の土質切土高勾配
硬岩1:0.3~1:0.8
軟岩1:0.5~1:1.2
1:1.5~
砂質土(密実なもの)5m以下1:0.8~1:1.0
5~10m1:1.0~1:1.2
砂質土(密実でないもの)5m以下1:1.0~1:1.2
5~10m1:1.2~1:1.5
砂利または岩塊混じり砂質土(密実なもの、または粒度分布のよいもの)10m以下1:0.8~1:1.0
10~15m1:1.0~1:1.2
砂利または岩塊混じり砂質土(密実でないもの、または粒度分布の悪いもの)10m以下1:1.0~1:1.2
10~15m1:1.2~1:1.5
粘性土10m以下1:0.8~1:1.2
岩塊または玉石混じりの粘性土5m以下1:1.0~1:1.2
5~10m1:1.2~1:1.5
『切土工・斜面安定工指針』切土に対する標準的な法面勾配

切土法面の安定勾配②「安衛則」

安衛則でも法面の安定勾配について定めています。

しかし、安衛則の場合は重機を用いない手掘りの場合となっています。

地山の種類掘削面の高さ勾配
岩盤または堅い粘土からなる地山5m未満90°
5m以上75°
その他の地山2m未満90°
2m以上5m未満75°
5m以上60°
安衛則第356条 掘削法面勾配の基準

盛土法面の安定勾配とは!?

盛土法面の安定勾配とは!?
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盛土法面の安定勾配はいくつですか!?

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盛土の場合は1:1.5〜1.8が一般的です。

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根拠となる書籍ってありますか?

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『盛土工指針』に盛土法面に関する記述があります。

盛土法面の安定勾配は、『盛土工指針』では地山の土質によって異なりますが1:1.5〜1.8と定められてます。

盛土材料盛土高さ(m)勾配
粒度の良い砂(S)、礫及び細粒分混じり礫(G)5m以下1:1.5~1:1.8
5m~15m1:1.8~1:2.0
粒度の悪い砂(SG)10m以下1:1.8~1:2.0
岩塊(ずりを含む)10m以下1:1.5~1:1.8
10~20m1:1.8~1:2.0
砂質土(SF)、硬い粘質土、硬い粘土5m以下1:1.5~1:1.8
5~10m1:1.8~1:2.0
火山灰質粘性土(V)5m以下1:1.8~1:2.0
『盛土工指針』盛土材料及び、盛土高に対する標準法面勾配の目安

土工事の施工で大切なことは?

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法面の安定勾配もわかったし施工もばっちりだ

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掘削作業は危険が伴いますで十分に気を付けてください。

最後に施工時における注意点を確認しましょう。

土工事の施工における品質と安全に関する注意点を紹介します。

土工事において、雨水や地下水の処理が大切ですよ。

なお、土工事については[土工事とは?一級土木施工管理技士が徹底解説]で詳しく解説しています。

盛土の場合の注意点

盛土の場合の施工の注意点は以下の2点です。

  • 雨等の排水処理
  • 地山と盛土の切盛境

まず1点目は切土と同様に排水処理が重要です。

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盛土の作業で問題がおこる原因はほとんどが水です。

その日の作業終了時には必ず転圧を行い、表面の排水を良好にし、盛土内に雨水が浸透しないとようにします。

盛土については、[盛土とは!?元ゼネコンマンの1級土木施工管理技士が解説]で詳しく解説しています。

2点目として、切盛境では特に排水処理と段切りをおこない高品質な盛土をつくりましょう。

盛土の場合は地山と盛土の接続部に段差が生じやすく、地震や雨の際にすべり破壊が生じやすい傾向にあります。

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そのためにも”段切り”の施工が大切です。

段切り

1:4より急な勾配の地盤上に盛土を行う場合に、滑動防止のため、階段状に地盤を削ること。

土砂地盤における段切りの標準的な仕様の目安は最小高さ0.5m、最小幅1.0mです。

また、盛土の施工手順については[盛土の施工手順!現場経験7年の元ゼネコンマンが徹底解説]で詳しく解説しています。

法面の安定勾配【まとめ】

土工事や造成の現場では切土や盛土の法面を造る作業は必ずありますよね。

建設業において崩壊・倒壊事故は多く発生しています。

危険な作業であることをしっかりと頭に入れて、安定した掘削や法面の形成に努めていきましょう。

法面の安定勾配

土砂で切土の場合は1:1.2が一般的

土砂で盛土の場合は1:1.5〜1.8が一般的

施工の際には雨水の処理に注意すること

以上、法面の安定勾配について開設しました。

参考書籍

『道路土工ー切土工・斜面安定工指針 平成21年度版』 『道路土工ー盛土工指針 平成22年度版』
ぜねた
@geneta_official
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