\ 公式LINE登録は完全無料 /
今すぐお友達になる公式LINE限定で、土木施工管理技士試験対策のプレミアム記事を公開中
1級土木施工管理技士の第二次検定まで
1級土木施工管理技士の
第二次検定まで
ルートの足し算ってどうやるんだっけ?
√3+√2っていくつ?
本記事ではこんな悩みにお答えします。
・ルートの足し算 (ルートの中の数が同じ場合)
・ルートの足し算 (ルートの中の数が違う場合)
・分数を交えたルートの足し算
あれ?ルートの計算ってどうやるんだっけ?
ド忘れしちゃうこともありますよね。
ルートの足し算の原則は、ルートの中の数字に注目しましょう。
ルートの中の数が同じであれば、ルートの前の数字同士を足し合わせることができます。
例で示すと、 √2+2√2=3√2です。
逆に、ルートの中の数が
√3+√2
という数字は、そのまま√3+√2となります。
本記事では、ルートの足し算や計算方法について、分数の場合やルートの中の数字が違う場合など、基本的な原則について具体例を交えて詳しく解説します。
執筆者
『つちとき』管理人|元準大手ゼネコン勤務|土木の現場監督7年|1級土木施工管理技士|書籍『仕組み図解 土木工事が一番わかる』著者
『つちとき』管理人|元準大手ゼネコン勤務|土木の現場監督7年|1級土木施工管理技士|【経験工種類】道路土工事、トンネル、PC上工、橋梁下部工|書籍『仕組み図解 土木工事が一番わかる』出版
当サイトの運営者ぜねたの詳しいプロフィールは、コチラです。
なお、YouTubeでも土木工学や土木施工管理技士に関する情報を発信しています。
YouTube
現場で11年間働いて身につけた最新のノウハウを動画で公開中
当サイトでは、現場監督の抱える悩みを解消するコンテンツを用意しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
土木施工管理技士の
試験を受ける方へ!
\ 公式LINEでプレミアム記事が読める /
ルートが付いた数字の計算ってどうやるんですか?
√の中の数が同じであれば、計算可能です
ルートの足し算は、√の中の数が重要な要素です。
ルートの中の数が同じ場合、 違う場合では計算が変わります。
ルートの中の数が同じ場合
√2+2√2=3√2:計算可能
ルートの中の数が違う場合
√2+4√3:これ以上計算できない
ここで、ルートの意味について今一度確認すると、 ルートというのは“平方根”を表す記号で根号(こんごう) といい、「√a」 と言う数字は 「2乗するaになる数」を意味しています。
例を示すと、
√4=2、 √25=5
です。
2乗して4になる数は「2」ですし、 2乗して25になる数は「5」です。
基本的には、2乗して整数になる数というのは”ルートを外す”ことができます
逆に、2乗しても整数にならない数では、ルートを外すことができません。
例えば、2乗して5になる 5という値は、 整数では表すことができないので、 ルートの記号をつけたまま表します。
ルートの中の数が同じ場合は、ルートの外側の数字を足す
まずは、ルートの中の数が同じ場合の足し算について解説します。
例
2√3+3√3=5√3
ルートの中の数が同じ場合、 ルートの数の前の数字を足し合わせます。
例題の場合、 ルートの中の数が3で同じ数であるため、ルートの前の数字である2と3を足すことから、
2+3=5となり、5√3が答えとなります。
なぜかというと、
2√3とは、3が2つあるという意味で、3√3というのは、3が3つある意味になります。
なので、2√3+3√3というのは、√3が2つある値と、√3が3つある値を足すということです。
ルートの外側にある2a+3a (aは定数を示すもの)と同じ計算を行います
ルートの中の数が同じ場合、 ルートの付いた数は気にせじ、 ルートの外についた数に着目して足し合わせましょう。
ルートの中の数が違う場合はどうやって計算するんですか?
ルートの中の数が違う場合は、基本的に計算できません
ルートの中の数が違う場合は、 数値をまとめてそれ以上計算することはできません。
例
√2+√3
という数字は、そのまま√2+√3です。
注意: 普通の足し算と同様に2+3=5と計算できない
間違いの例
√2+√3= √5
と言う計算は、間違いです。
ルートの中の数が異なる場合、計算できない理由を『√2+√3≠√5』を具体例として解説します。
√2や√3という数を根号を使って表した数ではなく、小数3位で示すと以下のようになります。
√2≒1.414
√3 ≒1.732
です。
つまり,
√2+√3≒ 1.414+1.732
= 3.146
となります。
そのため、
√5≒2.236
となることから、
√2+√3≒3.146
√5≒2.236
となるので、
√2+√3≠√5
となることが分かります。
なお、一見ルートの中の数が違う場合でも、根号を外す (根号内で数を取りまとめる)ことで、計算が可能になる場合があります。
根号を外す例
√8=√4×2=2√2
√12=√4×3=2√3
なので、
√8+√2 の場合、 ルート内の数が異なることから、計算できないように見えます。
しかし、8は2√2 と表すことができるので、
√8+√2= 2√2+√2
=3√2
数字が異なる場合でも根号の中の数を分解して、掛け算の形に表すことで計算ができるようになります。
まずは、根号の中の数を分解できないか考えてみましょう。
分数にルートが含まれる場合、 どうやって計算すればいいんですか?
普通の分数の計算のように、 分母の数を統一すれば大丈夫です
ルートの付いた分数の足し算も、難しく考える必要はありません。
通常の分数の足し算と同じで、 分母を揃えてから分子を計算するだけです。
例を交えて解説します。
例
1/√2 + 1/√2 = 2/√2
分母が違う場合も、 通常の分数の計算と同じです。
例
1/√2 +1/√6 = (1x√3)/(√2×√3)
= (√3/√6 )+ (1/√6)
=(√3+1)/√6
です。
ルートの中の数が違う場合は、 通常の分数の足し算とまったく同じです。
最小公倍数を見つけて、分母、分子ともに同じ数字をかけて分母として計算します。
分子の計算は今までのルートの計算と同じです。
√2/√3 + 1/√6 =(√2x√2)/(√2x√3) + 1/√6
=2/√6 + 1/√6
=(2+1)/√6
=3/√6
ただし分母にルートの付く数がある場合、 有理化 (ゆうりか)を行い、より簡単な形で表します。
有利化: 分母を無理数から有理数に変換する計算
有利化の例
3/6=3√6-√6×56
=3√6/6
= √6/2
と表します。
・ルートの中の数が同じ場合は、計算できる
(例:√2+2√2=3√2)
・分数の場合、普通の分数の計算のように分母の数を同じであれば計算できる
(例:1/√2 + 1/√2 = 2/√2)
以上、根号(ルート)の足し算について解説しました。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!
『つちとき』にコメントする